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桁に書く文字の頭に(水)と書くのを御存知の人は多いと思います。火難に遭わぬよう祈りを込めて水の神様を祀る意味があります。倉の妻の壁の上部に龍の絵や文字を表すのも同様です。
昔は、生活に使うエネルギーはすべて生火で、煮炊きも、お風呂も、暖をとるのもすべて炎の上がる生火。しかも、建物の屋根は草葺で、火災の危険が高い上に、消火器具も無いので、一度火災が起こると、消す術が、ありませんでした。 「火事は江戸の華」と言われたように、どの町も大火を経験しています。 しかし、記録によれば死者は殆んど出ていないようです。厚い木材は表面が炭化して燃えるのに長時間を要し、また、木や竹や草などの自然素材は有毒ガスを出しませんから、充分に逃げおおせたのです。 今日の消防法の基準をクリアしたはずの住宅の火災では小火(ぼや)でも死者が出ます。消防法や建築基準法は木材に厳しい使用制限を掛けていますが、建物を守るためには有効でも、人命を守る上ではあまり機能していません。 ところで、水は生命の根源であると同時に火災を食い止める重要な資源でもあります。水の神様は女神様で、罔象女神(ミズハノメガミ)と言います。東出雲町の高清水神社の御祭神は、罔象女神です。
2021-01-19 09:28:52
第21回 罔象女神 | コメント(0)
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