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北海道から九州まで日本各地に生息している杉。日本人にとって、馴染みのある木のひとつではないでしょうか。こびき屋にもたくさんの杉の丸太があり、こびき屋のオススメ木材として杉を紹介してきました。そんな杉の魅力をもっと知っていただきたいと思います! ■ 杉について 杉(Cryptomeria japonica)は日本固有種であり、成長が早く、まっすぐ高く伸び、加工しやすい柔らかい木質を持ち、調湿効果があり、腐敗やカビにも強いのが特徴です。 その歴史は古く、縄文時代まで遡ります。 遺跡を調査すると、埋没林や木材片として杉が発見され、家や家具、彫刻、工芸など、さまざまな物に加工され、使用されてきたことから、杉は昔から❝日本人の暮らしを身近で支えてきた木❞ということになります。杉の木は日本人にとって、とても馴染みがあるんですね 縁結びで有名な出雲大社(島根県出雲市)は、古代は高さ40mを超える空中神殿だったという説はご存知ですか?実は、2000年代には出雲大社境内から鎌倉時代のものと推定される、直径約1.35mの巨木を3本束ねて1つの柱とした遺構が発掘されました。「宇豆柱(うずばしら)」というそうです。その「宇豆柱(うずばしら)」は出雲大社に隣接している、島根県古代出雲歴史館にて見ることができます。そんな大きな木があるの?!と今では考えられませんよね しかし、島根県大田市にある「さんべ縄文の森ミュージアム」には、約4000年前の縄文時代の杉の巨木群が展示されており、大きさは直径約2mにもなるそうです。そう考えると、空中神殿も造ることができたのではないかと思いますよね ■「〇〇杉」をいくつご存知ですか? 秋田杉(秋田県)、金山杉(山形県)、気仙杉(宮城県)、山武杉(千葉県)、天竜杉(静岡県)、越後杉(新潟県)、北山杉(京都府)、吉野杉(奈良県)、熊野杉(三重県)、智頭杉(鳥取県)、魚梁瀬杉(高知県)、鬼頭杉(徳島県)、小国杉(熊本県)、屋久杉(鹿児島県) まだまだ紹介しきれていませんが、日本三大美林(天然林)の秋田杉や、屋久杉が有名ですよね!現在、屋久杉は伐採ができないので、出回っている材は希少価値が高いそうですよ! また、杉は各地で特徴も異なり、例えば、寒い地域で育った杉は成長がゆっくりで木目が細かい、暖かい地域で育った杉は成長が早いなど品種や環境条件により多様性があります。 知ればしる知るほど杉はおもしろいですよね 次回part2では、「なぜ日本に杉が多いのか」をお伝えしたいと思います! お楽しみに~” 杉の商品はこちらから ・木材博士になろう ~ 杉 part2 ~
2024-05-17 17:18:12
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