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ホーム»  ブログ記事一覧»  こびき屋blog»  木材博士になろう! ~ 杉 part3 ~

木材博士になろう! ~ 杉 part3 ~

木材博士になろう! ~ 杉 part3 ~

木材博士になろう! ~ 杉 part1 ~
木材博士になろう! ~ 杉 part2 ~





■ 杉と日本酒の関係

日本固有種である杉。日本酒を製造する際に、重要な役割を担っています。






その①:仕込み道具に杉を使用

お酒造りに欠かせない「麹蓋」「醸造用・貯蔵用の木桶」「櫂(かい)」「櫂棒(かいぼう)」に使用されています。
・「麹蓋」とは麹づくりをする際に使用される容器のことで、杉を使用することで適切な空気が流れ込み、理想的な麹づくりをすることができるそうです。
・「醸造用・貯蔵用の木桶」は江戸時代から杉を原料に作られていましたが、現在では管理が大変なことから、ステンレス製や金属を使用した樽を使用しているようです。
・「櫂(かい)」「櫂棒(かいぼう)」は酒母や醪を混ぜる為に使用されている道具で、こちらも現在ではステンレス製が主流だそうです。



その➁:新酒を知らせるサインに杉の葉っぱを使用




皆さんは酒蔵や酒屋にぶらさがっている緑や茶色の玉を見たことはありますか?
私もこれはなんだろう?と疑問に思っていたのですが、「杉玉(すぎだま)」と呼ばれるものだそうです。別名「酒林(さかばやし)」とも呼ばれるそうですが、2月~3月に杉の葉っぱを軒先に吊るして「新酒が完成した」と知らせているそうです。また、杉玉に緑や茶色といった色の違いがあるのは、日本酒の「熟成具合」を表しているそうで、緑色=新酒、薄い緑色=夏酒、茶色=ひやおろし…といったように時期を知ることができます。杉玉の意味を押さえておけば、旬の日本酒、自分の好みの日本酒を知ることができますね 




このように日本酒造りにおいて、杉は必要不可欠でした。しかし現在では、管理のしやすいステンレス製や金属などの仕込み道具が主流となり、杉を使用するのは杉玉ぐらいかもしれません。今も杉で造られた樽を使用する酒蔵もあるそうで、その日本酒は杉の爽やかな香りと奥深い味わいを感じられるそうです。是非飲み比べてみたいですよね 


木材博士になろう!~ 杉 ~を3回に渡ってお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
日本固有種である杉。昔から日本人の暮らしを身近で支えてきた杉。大切に大切にしていきたいですね 

皆さんに杉の魅力が少しでも伝わっていれば嬉しいです 


杉の商品はこちら




 

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2024-05-28 14:26:12

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