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木は冬の凍結から身を守るために、秋には水を降ろします。春、新芽を出すために水を上げるまでの休んでいる時が、切り旬(木を切るのに最適とされている時期)です。耐久性、割れ、狂い、色つや、香り・・・・それらすべてを大きく左右します。 特に広葉樹や松にとっては切り旬が重要です。昔から大まかに、秋の彼岸~春の彼岸まで、と言っていました。しかし、その間でも、“犯土(つち)”と言われる切ってはいけない時があります。
大犯土(おおつち)は、庚午(かのえうま)から7日間、小犯土(こつち)はそれから1日おいて、甲申(きのえさる)までの7日間です。近頃、この辺りではほとんど作られていませんが、私は、今でもこの『犯土の暦』を作っています。
昨年の秋、息子と京都の大塚さんという300年続いた竹屋さんと、北山の磨き丸太の林業家にお会いし、この切り時のお話を伺いました。すると、『犯土に切ったら、切り株の腐れが早い。それに、切り口にも水がのこっている!』とのことでした。やはり昔から言われている通り、犯土の期間は、木が養分や水を吸い上げている時なのです。
ただ私には、まだある疑問が残っています。それは、『犯土』と『月』との関係です。
北欧では木の切り時として、冬の新月が最良とされています。やはり大海の水をも動かすその力は、木や竹はもちろん、多くの生命体に、間違えなく影響を及ぼしているはずです。
先日、友人にこの話をしたところ月の暦が手に入るとのことで、とても楽しみにしています。
2021-01-18 10:28:01
第5回 木には切り旬がある | コメント(0)
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