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第7回 木表・木裏

第7回 木表・木裏

木表・木裏

木材は、含水率により伸縮が異なります。この伸縮の度合いは、木の部分によって異なり、そのため、割れ、ソリ、狂いが発生します。

ソリや狂いには、一定の方向性があります。『木表』は、樹皮面(木の外側)に近い部分で、伸縮が大きい部分。『木裏』は、樹芯に近い側で伸縮が小さい部分のことをいいます。そのため、乾燥すると木表側に、転ぶようになるので、木の使い勝手が見えてきます。

大工さんの建てた家は、この性質をうまく利用し木裏を、建物の外にして使っています。建物が内側に締まると同時に、木が暴れないための、『木殺し』(引っ張りの強い木表側を、ホゾを彫って痛めることにより、木表、木裏の力のバランスをとること)にもなります。また、真壁造り(構造材が外部にも表れている工法、ヨーロッパでいう、ハーフティンバー)では、赤身の多い木裏のほうが、風雨に晒されるようになり、まさに理にかなった一石二鳥となります。

昔の家具(茶箱や箪笥)では、あえて見栄えの劣る木裏を外側にして創られているものを、よく見かけます。これには、100年、200年も壊れずに役立ってほしいという職人の願いが感じられます。

木表・木裏

2021-01-18 10:31:46

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