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丸い木を四角(角材)に挽く。その木の挽き方は、その人の感性です。しかし、当然挽き方には基本があります。木には『背』と『腹』があります。全体を通して曲がった方の内側を『木の腹』と言い、曲がりの外側を『木の腹』と言います。『背』と『腹』の見定めが大変重要です。住宅の横架材(梁、桁)なら『腹』が下に、『背』が上になるように製材します。これを、『本木取り』といい、目切れが少ないので狂いも少なく、力のある材が取れます。
昔、木挽きは、角材を見て木取りの良し悪し(技術)を判断しました。しかし、今では角材から元の丸太(原木)の姿が思い描ける人は少なくなりました。現在は、角材の丸みがなく、寸法さえ足りていればいいようです。
板前が魚を見て、素早く料理するように、製材は原木を見て、どう挽くのか即刻判断し、1本1本の木に従い、最も適した材を取ります。狙い通りの材が取れたときが、何より嬉しいときです。
2021-01-18 10:34:28
第9回 製材は板前と似たり | コメント(0)
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