自然が生み出した唯一無二の芸術作品である一枚板。近年、その希少性と美しさから、家具やインテリアとして注目を集めています。しかし、いざ一枚板を購入しようとすると、その価格の高さに驚く方も少なくありません。
一枚板が市場で高値で取引される要因は、様々な理由によります。その中でも、「板として利用可能になるまでに掛かる時間が長い」「高度な加工技術が必要」といった点が挙げられます。
特に、美しい耳付き一枚板はその独自の特徴からくる希少性により、価格が一層高騰する傾向があります。これらの理由について深く掘り下げ、一枚板がどのように価値を持っているのかをご説明いたします。
実店舗や通販などで一枚板の価格を見てみると、他の素材よりも高価なことがわかります。ここでは、一枚板の価格が高い理由や価格の決まり方について解説しますので、材木の購入時の参考にしてください。
一枚板が高価になる理由は、主に2つあります。
そもそも一枚板とは、1本の木から天板となる無垢材を切り出したものを指します。一般的な天板は板を繋ぎ合わせて作りますが、一枚板は文字どおり、板を繋ぎ合わせることなく一枚の板のみで天板を作るのが特徴です。
一枚板として使うのに十分なサイズに木が成長するまでには、非常に長い時間がかかります。10年以上はもちろんのこと、場合によっては100年単位の樹齢を誇る木を一枚板として加工することも珍しくありません。
また、木から無垢材を切り出した後は最低でも2年以上乾燥させる必要があります。長い年月を経てようやく一枚板が使用できるようになるため、一度に大量生産ができません。一枚板の希少価値の高さが高価となる理由です。
一枚板として使えるようになるには、原木を製材した後に原板の加工に入ります。一枚板は木によってそれぞれ性質が異なり、職人は個性を見極めながら一つひとつ丁寧に作業を行うのが基本です。木の性質を見極めるためには熟練の技術と経験が必要とされ、量産品のように機械にすべて任せるわけにはいきません。
こだわりを持って加工を行うからこそ手間と時間がかかり、その分だけ価格も上がります。量産品と比べると一枚板は高いように思えるかもしれませんが、木が成長するまでの年月や職人の技術を考えると、決して高価すぎるということはないでしょう。
一枚板の価値や価格を左右する主なポイントは以下のとおりです。
一枚板の樹種には国産・外国産を合わせて200種類ほどあり、希少性の有無や程度によって高価なものと安価なものに分けられます。例えば、樹種の中でもトップクラスの希少性を誇る屋久杉や神代(じんだい)の相場は他の木材と比べて非常に高く、気軽に手に入れるのは困難です。一方で、比較的手に入りやすい杉や、ヤニによるザラつきが出やすい松などは、安価で取り扱われることも少なくありません。
1本の木から切り出す一枚板は、木の大きさによってサイズが変わります。特に奥行きは木の樹齢に左右され、樹齢が長くなるほど奥行きのある一枚板を取れるのが魅力です。奥行きが大きい一枚板は樹齢の長い木から取れたという証となり、価値の高いものとして扱われます。
材木でいう耳とは樹皮の部分を指し、一枚板の魅力を引き出す大切な要素です。品質の高い材木を使い、高い技術を持った職人が加工するからこそ、美しい耳付き一枚板が生まれます。自然の曲線が綺麗に残った耳付きの一枚板は相場も上がる傾向にあり、通販でも比較的高い価格で取り扱われるのが一般的です。
価値のある一枚板は家具にするのがおすすめです。
一枚板が醸し出す自然な美しさや温もりは、人が作れるものではありません。その個性は、リビングのテーブルやカウンターに使用すると、お部屋のアクセントとなります。洋風・和風、どちらにも合わせやすいので、どんなテイストのお部屋にも取り入れやすいのも魅力です。
一枚板は耐久性の高さが一つの特徴です。家具にして長く使っていくことで、変化を楽しむことができます。世代を越えて長くお使いください。
高級旅館などのインテリアで使われることも多い「耳付き一枚板」は、天然の素材をそのままで使用しているからこその高級感や重厚感があります。自然が作り出した芸術的な味わいを楽しめます。
一枚板の形や木目は、その木自体が持つ個性、つまり唯一無二のものです。世界でたった一つのオリジナル家具になりますので、より愛着が湧くことでしょう。
一枚板は、できあがるまでに長い時間と技術を要するため高価になることが多いですが、その分だけ愛着を持って使える魅力に溢れた材木です。一枚板の価格や相場の決まり方には、木の種類や奥行き、耳付きなど様々な要素が絡んでいます。各商品を見比べながら、予算や好みに見合ったものを選んでみてください。
株式会社こびき屋は、初代・斧次郎が安政5年より木挽きを始めてから現在の6代目に至るまで、木の素晴らしさを人々に届け、そして木の文化を継続していきたいという想いで活動してまいりました。無垢材はもちろん、杉材・地松・桧材・イチョウ材・桐材など多数扱っており、人に優しい住まいづくりをお手伝いいたします。
一枚板に関しても豊富な在庫を取り揃えており、多種多様な中からお気に入りの一枚をお選びいただけます。確かな技術と知識のもと、品質の高い一枚板をお客様に提供いたします。通販で耳付き板や一枚板など材木の購入を検討されている方は、樹種・価格帯の豊富な株式会社こびき屋をぜひご利用ください。
ショップ名 | こびき屋 |
---|---|
会社名 | 株式会社こびき屋 |
代表 | 安達 研太 |
創業 | 昭和9年 |
設立 | 昭和44年 |
住所 | 〒699-0102 島根県松江市東出雲町下意東1636−1 |
TEL | 0852-52-2233 |
FAX | 0852-52-2234 |
メールアドレス | info@kobiki.co.jp |
ホームページURL | https://www.kobiki.co.jp/ |
Yahoo!ショッピング | https://store.shopping.yahoo.co.jp/kobikiya/ |
https://www.instagram.com/kobikiya_ | |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
事業内容 |
建築用木材の製材
|
取扱商品 |
建築用木材、建材、リボス自然健康塗料
|
資格 |
|
従業員 |
11名
|
気になる点がございましたら、
お気軽にご連絡ください。
業務用などのご相談もお待ちしております。
お問い合わせ先:こびき屋
営業時間 9:00~17:00
定休日 土曜日、日曜日、祝日