建築材料には木材やコンクリート、瓦、鉄骨など様々な種類があります。その中でも、日本の建築物に多く用いられる木材はポピュラーな建築材料です。防腐剤注入材や杉板、杉デッキ材、杉無垢材、桐無垢材、桐パネルなどが挙げられます。木材それぞれの特徴や用途を把握することで、適切な製材品を選ぶことにつながります。
こちらでは建築材料の概要をはじめ、代表的な木材の種類や特徴をご紹介します。併せて、樹木から木材製品になるまでの加工工程についてもご確認ください。
目次
建築材料や製材品を探すにあたり基礎的な知識を身につけておくと、適材適所で木材を住環境に取り入れることができます。まず押さえておきたい知識として、建築材料に関する概要が挙げられます。建築材料は建築物を構成するための材料ですが、実は様々な分類があることをご存じでしょうか。こちらでは、建築材料の分類方法や木材の種類などをご紹介します。
住宅などの建築工事では多種多様の材料を用います。その際に使用する材料を総称して、建築材料と呼びます。建築材料の分類方法はいくつかありますが、主に使用する部位や機能性、素材別によって分けることができます。
建築材料をどの場所に使用するかによって分類する方法です。例えば、建築物の屋根に使用する建築材料は屋根材となります。
また、壁紙などの内装材や外装に用いる外装材は壁材に分類されます。他にも、建物内部の床に使用する床材、ドアや窓などの仕切りに用いる建具に分けられます。
機能性による建築材料は、構造材、仕上げ材、補助材料と分類できます。基本的な分類方法です。構造材は柱や壁といった建築物の基本構造に用いる建築材料であり、木材やコンクリート、鉄骨などが該当します。仕上げ材はその名が示すように、屋根や壁、床、天井など、建築物の仕上げに用いる材料です。杉板や杉無垢材、タイル、レンガ、漆喰などが挙げられます。
補助材料は構造材や仕上げ材に該当しない、その他の建築材料です。主にモルタルや接着剤、塗料が当てはまります。
木材や紙、石材、土、砂、鉄骨材、プラスチックなど、建築工事に用いる建築材料の材質で分類することも可能です。例えば、角材・板材などの製材品や集成材・合成などの木材製品、針葉樹・広葉樹の材木などがあります。
紙は植物繊維のことで藁や萱、樹皮などの素材を指します。その他、大理石や人造石などの石材、瓦やレンガなどの粘土、プラスチックや合成繊維などの高分子材料といった素材による分類ができます。
建築材料として多く用いられる木材は多種多様で、防腐剤注入材や杉板、杉デッキ材、杉無垢材、桐無垢材、桐パネルなど、用途に合わせて選ぶことができます。建築材料に用いられる木材の種類には、以下のようなものが挙げられます。
日本を代表する木材の一つで、針葉樹に該当します。軽量かつ加工がしやすいため古くから生活に根付いており、耐久性もあり、用途範囲が広いという特徴があります。主な用途は、柱や板などの建築材料をはじめ、家具や磨き丸太、樽などです。また、他の木材と比べて流通数も多く、杉板や杉デッキ材、杉無垢材などは一部を除いて安価な傾向です。
需要が高まっている木材であり、国産のみならず外国産も多く輸入されています。木材の中でも非常に軽量で軟らかく、加工は容易に行えます。さらに、高い吸湿性や美しい木目を有しています。そのため、桐無垢材や桐パネルなどの主な用途は、タンスや衣装箱といった家具、建具、楽器などです。
建築材料として馴染み深い木材です。優れた耐水性や耐久性を持っており、変形も少ないといった特徴から、建築物の土台や柱などの構造材に多く使用されています。
また、家具や浴槽、木彫材などにも用いられています。美しい光沢や香りも特徴で、住宅のみならず神社仏閣にも欠かせない存在です。他の木材と比べて高価な傾向にあります。
針葉樹の程よい柔らかさを備えた木材です。全体的に白色で、主な用途は家具や建具です。建築材料以外だと、冠婚葬祭にまつわる道具やパルプ材、クリスマスツリーなどに用いられています。
国産の松で、高い強度や耐久性を持っています。その特徴から構造を安定させる役割を担うなど、古くから活用されている木材です。
ヒノキと同じように、住宅をはじめ寺社仏閣の建築や維持などの材料として用いられています。経年変化で生じる美しい質感や香りの良さなども魅力の一つです。
この他、一般的な木材の種類としてウォールナットやオーク、パインなどが挙げられます。それぞれの特徴をチェックし、目的・用途に合わせて防腐剤注入材や杉板、杉デッキ材、杉無垢材、桐無垢材、桐パネルなどを選びましょう。
建築材料として防腐剤注入材や杉板、杉デッキ材、杉無垢材、桐無垢材、桐パネルなどを購入する際、品質を知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような場合、木材に加工されるまでの工程を押さえることがポイントになります。こちらでは、樹木の伐採や製材などの加工工程についてご紹介します。併せて、防腐剤の必要性についても解説します。
木材は一般的に以下のような工程で加工が行われていきます。
まずは山で立木を切り倒します。伐採に適したシーズンは10月~2月頃となります。伐採時期は、品質に影響を及ぼします。広葉樹は特に伐採時期がシビアな為、適した時期に伐採をしましょう。シーズンに応じて伐採することで、虫害やカビなどの被害から木材を守ることにつながるのです。伐採後は原木市場に卸されます。
原木市場から入荷した原木を用途に合わせて選別します。形状や節、腐れ、幹の太さ・長さ、アテなどがチェック項目となります。また、長さに応じて区分けも行われます。
製材に向けて丸太の皮むきが行われます。皮むきは基本的に専用機器を使用しますが、樹種や木材の利用シーンなどによっては手作業で行うことも多いです。
木取りは加工の中でも重要な工程で、木材の性質に最も適した製材品へと加工していきます。
製材作業には丸太の大割りや挽き割り、板割りなどがあります。丸太の性質を見極めながら、適切に製材作業を進めていきます。
製材した木材に乾燥処理を施します。乾燥を怠ると木材に割れや曲がり、反りが生じるおそれがあるため、欠かせない工程です。乾燥機を用いる場合は割れ止めの処理を行います。時間はかかるものの、自然乾燥で対応するケースもあります。
十分に乾燥させた後は検品し、必要に応じて木材の加工を行います。その後、製材品をラッピングして出荷となります。
あらかじめ上記の流れを把握しておくことで、高品質な木材を選ぶ際の知識として役立てられます。
杉無垢材や桧無垢材といった建築材料の中にも、防腐剤注入材などのように防腐処理を施したものもあります。なぜ建築材料や製材品などに防腐剤が必要なのか、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。防腐剤を使用する理由として、日本ならではの気候が挙げられます。
日本は高温多湿という気候が特徴です。湿気の多い状態が続くと、木材を腐食させる木材腐朽菌が発生しやすくなります。繁殖すればするほど木材は腐食していき、結果的に建物全体の強度を著しく低下させるおそれがあるのです。
木材腐朽菌の被害を防ぐには木材を湿気から守る、十分な換気を行うといった対処が必要になります。さらに、木材の腐食を防ぐことを目的とした防腐剤注入材をあらかじめ用いて、建築物の寿命をのばすという加工処理も行われています。
建築材料や製材品に関する基礎知識を押さえたうえで、目的・用途に合った杉板や杉デッキ材、杉無垢材、桐無垢材、桐パネルなどを選びましょう。建築材料・製材品をお探しなら、株式会社こびき屋をご利用ください。
品質の高い一枚板をはじめ様々な木材を販売しており、一人ひとりのニーズにお応えすることが可能です。住環境創造への貢献を使命に、再生可能な自然素材「木」の素晴らしさをお伝えします。木材に関することなら、お気軽にお問い合わせください。
ショップ名 | こびき屋 |
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会社名 | 株式会社こびき屋 |
代表 | 安達 研太 |
創業 | 昭和9年 |
設立 | 昭和44年 |
住所 | 〒699-0102 島根県松江市東出雲町下意東1636−1 |
TEL | 0852-52-2233 |
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建築用木材の製材
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従業員 |
11名
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