DIYでウッドデッキを作るときの木材選びのポイント

ウッドデッキをDIYで作る際は木材選びがポイントです。使用する木材によって耐久性や質感が異なるため、用途に合わせて素材を選ぶことでバリエーションが広がります。

加工性

DIYでは、加工性に優れた木材を使うことでメンテナンス性も上がります。また、加工性の高い木材は初心者でも簡単に形を整えられるため、カウンターテーブルやベッドの骨組みなど、バリエーションを広げるうえでもおすすめです。

加工性の点では材質が柔らかいソフトウッドが優れています。表面が硬いハードウッドの場合、ビスの打ち込みにも手間とテクニックが求められるため初心者にはややハードルが高く、怪我への注意が必要です。しなやかなソフトウッドであれば加工の手間がさほどかからないため、初心者のDIYには特に適しています。

また、ハードウッドは水で濡れた際にとても滑りやすくなり、転ぶと非常に痛いです。一方、ソフトウッドは柔らかく、転んでも怪我をしにくいのがメリットです。

価格

木材をはじめ、DIY用品を揃えるうえで気になるのが価格です。ウッドデッキなら一定以上の耐久性・メンテナンス性を確保したいところですが、高品質の素材は価格帯もその分だけ上がってしまいます。

ホームセンターのセールを利用したり、まとまった本数を問屋から直接購入したりすることで調達コストを抑えられます。価格と品質のバランスが重要です。

耐久性

DIYで最も重視すべきなのが耐久性です。ウッドデッキやカウンターテーブルは長いスパンで使用するため、腐れや水に耐久性のある素材を選ぶのがおすすめです。

耐久性以外に耐水性も重要です。ウッドデッキやカウンターテーブルは水気にさらされる機会が多いため、水に弱い素材だと腐食が急速に進んでしまいます。衝撃や傷、水分に強い木材選びがDIYのポイントです。

ウッドデッキのDIYにおすすめする木材

こだわりのウッドデッキを室内や屋外に配置することで、おしゃれな空間を演出できます。

ウッドデッキに適した木材を選ぶことで耐久性やメンテナンス性が向上し、大切なインテリアとして長く使用可能です。こちらでは、ウッドデッキのDIYでおすすめの木材をご紹介します。

スギ

スギは日本国内でも植林面積が広く、初心者でも比較的安価で調達可能です。スギの周辺部を白身、中心部を赤身と呼んでいます。耐久性も比較的高く、扱いやすい樹種です。

スギはしなやかさに優れたソフトウッドであり、柔らかいため加工におすすめです。ただ、表面が傷つきやすいため重い物を乗せないよう注意が必要です。

ヒノキ

ヒノキはソフトウッドの中でも耐久性が高く、古くは浴槽や風呂桶に用いられるほど水気に強い素材として知られています。

ヒノキオールという成分の働きによって防虫効果が期待でき、湿度の高いエリアに使用しても腐食が進みにくいためDIYにおすすめです。

ハードウッド

ハードウッドは耐久性に優れており、木目が詰まった見た目の美しさや高級感も魅力です。
ただし、高価で硬い木が多く、加工やメンテナンスは難しい傾向にあります。また、水に濡れると滑りやすいうえ、転倒すると痛いので注意が必要です。